先生、ずっと愛してる。
仕方ないとか言って…




顔がニヤけかけてるし…




部屋の中は、昨日の今日だし、散らかってなくてよかった。




先生は袋の中からゴソゴソやって、買った物を出してる。




「お茶に、ゼリーに、弁当に、サラダ。若い子は何が好みなのか分かんなかったから適当だけど、いい?」




若い子って…先生だって若いじゃん!!




「はい…」




すごく不思議な光景だよね…。




まさか先生と、ご飯食べれるなんて思った事なかったよ…。




「先生、よく許可とれましたね」




「ん? あー、先生方もみんな心配してたからな。今すぐ家に行け! 無事が確認できるまで戻ってくるなって校長直々に言われたんだぞ、俺」




「ゴメンなさい…」




あの…校長がねぇ…。




あんなに、私の家庭訪問、反対してたくせにね…




「それで…どうしたんだ?何かあったんだろ?」




何かって…先生のせいじゃん…。




それって…分かってて聞いてんの?




それとも…本当に分からないの?




先生って…鈍感??




「その目、泣いたんだろ?」




!!!!!!!!!!!!!!




忘れてた…………………。




私の顔…最悪な事になってるんだった…。
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