二重人格


~学校~

学校には無事到着したんだけど完全遅刻の時間になってしまった。

でも、なんか人多くない?

今の時間だったらとっくに授業時間のはずなのに
廊下には制服を着た生徒たちがたくさんいた。

しかも、みんな生徒を着崩していて
髪の色なんか黒髪がほとんどいないんだけど……。

「この学校、自由すぎるよ
それに普通、転校生がきたら迎えに来てくれるよねー
迎えに来てくれないなんて……
それに職員室ってどこ?」

『そうね確かに自由ねー…
あっ、ここじゃない?職員室』

「あ、ほんとだ」

新奈に言われやっと気づく私。


失礼しますといいながら職員室に入っていくと

「お、やっときたか」

と若干チャラそうな教師が私に近づいてきた。

いや、やっとって
迎えに来てくれなかったのに…。
そんなこと言うか、普通…。

私は少しイラッとして

「すいませんねぇ
迷ってしまって…陸ちゃん?」

私はその先生に皮肉たっぷりの言葉をかけた

「ま、迎えにいかなかった俺にも責任はあるっ…!
ここまでこれるかなぁーって思ってなぁ
そんな顔するなよ奈々」

ぽんっと頭をなぜながら言ってくる陸ちゃんに

「でも、陸ちゃんが教師なんてね~
世の中ビックリだわ」

そう、陸ちゃんこと谷内 陸に言った。

「だな
これでも結構努力したんだぜっ!」

どや顔をする陸ちゃんに

「はいはい
その話は何度も聞いたわ」

「そういえば
噂の鬼桜はスゲーな」

「別にスゴかないよ
相手が弱かっただけだし」

さらっと言う私に陸ちゃんは
にやっとしながら

「おー
余裕じゃん?」

「なに言ってるの
陸ちゃんだって本気出したらそこらの人間に余裕で勝てるじゃん」

「あー?そうかぁ
現役の時に比べたら全然だぜ?」

現役って…
陸ちゃんはこの県周辺を仕切っている
暴走族神羅(しんら)の2代目元副総長なのだ。

私が信頼できる数少ない相手…
勿論、新奈のこともしっている。
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