小さなＡＮＧＥＬ（ｹｰﾀｲ小説向上の会企画作品）

雨上がりの公園

朝から眩しいぐらいの太陽
昨日まで降ってた雨は、僅かに雫となり葉っぱに乗っかかり、代わりにセミの鳴き声が、やけにうるさい

俺は3日後に迫ったデビュー戦に向け昂ぶる気持ちを押さえる為軽く走ってこの公園へ来た。

別にビビってる訳じゃ無ぇ！

変な勝ち方は俺の趣味じゃ無ぇからな…

天才の俺にふさわしい完璧な勝ち方で低迷する日本ボクシング界に光を与えんとな…

そう、俺はボクサー

近い将来間違いなく世界チャンピオンになる運命を背負った天才ボクサー

その名も弥永 大輔（ﾔﾅｶﾞﾀﾞｲｽｹ）…天才っぽくない名前