小さなANGEL(ケータイ小説向上の会企画作品)
生意気なガキやなぁ。

俺は、女を無視してシャドーの続きをした。

"シュッシュッ"

拳が風を切る音がやけに心地いい。

「ねぇねぇお兄ちゃんって有名人?」

まだ話しかけてきやがる…ボクサーのトレーニングなんざどこが面白い?

「お兄ちゃん世界チャンピオンになれるよ。莉那が保証するよ」

何を言うかと思えば…

「おい、莉那とか言ったな?つまらん事言うな!俺が世界チャンピオン獲れんやったらどいつがなるん?」

俺が睨むと

「や〜んお兄ちゃん俺様やん♪カッコいい〜」

何かコイツ調子狂う事ほざくガキやなぁ

コイツに関わってペース崩されちゃトレーニングどこじゃ無ぇ!

俺は、さっさとトレーニングを切り上げた。
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