小さなANGEL(ケータイ小説向上の会企画作品)
「あ、お兄ちゃん…その顔…」

莉那はびっくりした顔で俺を見ている。

無理も無い…顔を腫らした俺の顔見るの初めてやからな

そして涙ぐんで

「お兄ちゃん…ゴメン…なさい。莉那が足引っ張らんのけば楽に勝ったとに…うっうっ…うえ〜ん」

泣きじゃくる莉那…

初めて見た。

コイツが普通のガキみたいに泣きじゃくるの…

俺は優しく頭の上に手を乗せ

「ありがとうよ…一人ぼっちの俺を信じてくれて…お前がいたから俺は俺らしく勝ち続ける事が出来た。だからもう泣き止め!」

コイツが何やらかしても責めるつもりは無ぇ…なんせ俺の血が流れてる俺の分身だからな
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