お前、可愛すぎてムカつく。
「彩ちゃん、蒼空の言うこと真に受けないでよー」
渉くんが苦笑いしている。
「あぁ…びっくりした!渉くんほんとにロリコンなのかと思った…」
私の言葉に桐谷くんも翠も笑っていた。
「まさかー!これから蒼空の言うことは半分嘘だと思ってよ」
「はぁ?俺は真実しか口に出さないけど」
翠と私はそれに対して声を出して笑った。
「彩ちゃんっておとなしい子だと思ってたけど結構しゃべるんだね。このガサツで男勝りな翠なんかと仲良いって不思議だなぁって思ってたんだー」
「ちょっと…渉、なにそれ!聞き捨てならないんだけど!!」
横で聞いていた翠が怒って渉くんのおしりを思いっきり蹴飛ばした。
「いってぇー!」
渉くんがその場でおしりを押さえながらうずくまる。
「渉ざまぁ~」
それを見た桐谷くんが指をさして笑っている。
この3人って、本当に仲良いんだな…
同じ中学とは聞いていたけど、ここまで仲が良いとは思わなかった。
少し羨ましくなるくらい。
ふと桐谷くんの方を見ると、目が合ってしまい慌てて目をそらした。
今の超不自然だったかも。