お前、可愛すぎてムカつく。
さりげなく手で蒼空の胸を押してみても、びくともしないし蒼空の行為はますますエスカレートしていくばかり。
「だ、ダメっ…」
「なにが?」
「なにがって…ここ、学校だしっ」
「いーじゃん別に?俺は今したい」
えええー!!
「なに考えてんの!?もう鐘なるよ!?」
「次でなくてもいーだろ」
「わ、私は出るーーー!!!!!!」
ドシーーーン!
「いってぇ…!!」
思いっきり蒼空を突き飛ばしてしまった。
私、こんなに力あるんだ…!!
「ぶっ。アハハハハ!」
蒼空が床に横たわって笑っている。
「な、なに…!?」
「やっぱ真面目だねー?」
「だって!ありえないでしょ!学校でなんてっ」
「ウソウソ。するわけないじゃん」
立ち上がって制服をほろった。