お前、可愛すぎてムカつく。
寝る時以外はめったにメガネを外さない。
私とメガネは一心同体だった。
「そんなに重く考えんなって。どっちにしろ、地味にはかわらないっしょ」
「え…?」
その時、テーブルの上に置いてあった桐谷くんのスマホが鳴った。
「わりぃ、電話だ」
私たちにそう言って部屋を出ていった。
な、なんか…
桐谷くんって笑顔の裏になにかあるよーな…
たまにさりげなく毒吐いてない…?
「また女から電話?」
「そーじゃない?」
目の前に座っていた翠と渉くんが苦笑いしながら話していた。
「今誰と付き合ってるんだっけ?」
「わかんないんだよね~見るたびに違う女の子連れてるし…」
「だよね!蒼空もさぁ、いい加減にしないといつか殺されるんじゃない?」
持ち込んだポテチをバリバリ食べている翠。
やっぱ桐谷くんって遊び人なんだ…
さっきの話し方とか、女慣れしてるような感じだったもんな。