内気な私が恋をした
二人きり
昼休みになった…

すぐに唯斗が来て屋上に向かった。

なんかすごくドキドキしてる。

二人きりだよ?

「ここなら邪魔が入らない」

「邪魔って女子達?」

「他にいる?」

「いません」

唯斗からしたら女子達は邪魔なんだ。

でも、私のことは邪魔だとは思ってないんだよね?

今の言葉からするとだけど。

「なぁ、香那って好きな人とかいんの?」

唐突過ぎなこの言葉。

答えはもちろん…

「いるよ」

相手は私の目の前に。

「そうなんだ」

「なんで?そういう唯斗は?」

「特に意味ない。俺?いないかな…」

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