黄泉の本屋さん
「んん!」
「ど、どう?」
「美味しいです!奏音さん、美味しいですよ」
目を輝かせながらそう言う。
嬉しい。
浅葱は、最後の一口まで綺麗に食べきってくれた。
「よし。じゃあ、暁が煎じてくれた薬草を・・・」
私が少し視線を反らし暁が用意してくれた薬を用意していく。
薬と湯呑を両手にそれぞれ持つと顔を上げる。
「あれ?」
見ると、布団の上に浅葱の姿はなくなっていた。
え!?と思って見渡すと襖に向かって匍匐前進で進んでいく浅葱を見つけた。
ちょ、ちょっと!?
「浅葱!?」