黄泉の本屋さん
ここがどこなのか、聞けるかもしれない。
行ってみよう。
私は駆け足でその家に向かった。
近づけば、本当に立派な建物だ。
普通なら、門があってその先に家があるようなものなのだろうけど、ここにはそんな門なんてものはなくすぐ目の前に建物がある。
平屋建てのその建物。
玄関の前に立つと、ふと見上げる。
【黄泉屋書店】
木でできた立派な看板に、黒くそう彫られてあった。
立派な看板。
書店、ということは本屋さんだろうか。
それにしては、立派すぎる。
こんなところに、漫画なんておいてあるとしたら、なんとも場違いだ。