し・か・え・し


「じゃあ 啓次郎が一緒に行ってくれる?
彼氏だからもう付きまとうな!
って嘘を言ってよ
それであたしは あの時酔っ払ったあの人を
介抱させられた恨みで
襲われたとか言ってごめんって謝るから」


「う~んそれはちょっと・・・
やめた方がいいかな?」


「なんで???」


「彼氏いるのになんで合コンなんだよ!
ってなるんじゃない?」


「それもそうだけど」


「オレ的には嫌だな
可哀想な彼氏だと思われるじゃん」


だけど・・・。


そうか・・・
あたしに気持ちがないと言う証拠か。


少しでとあたしのことを
思ってくれてるなら
絶対何がなんでも出ていって
守ってくれるよね。


「だよね・・・
あたしが撒いた種だから
あたしが何とかする」


「あぁ~なんかいい方法・・・
浮かばないかな~」


もう健斗から逃げるのをやめよう
ちゃんと話を着けて終わらそう。


「ねっ!そんなことより
何か飲む?ビール?」


話を変えた。


「あ・・・コーヒーでいいよ
まだバイトがあるからね」


「今日はバイトなんだ」


「うん ずっと辞めたいと
申し出てるんだけど
なかなか人が居ないからって
辞めさせてくれないんだ
年内でやめる予定」


「まぁね 啓次郎がやめたら
オッサン一人だもんね」


「そうそう!定年終えたオッサン」


名前も奥本だし年も年なので
ニックネームオッサン(笑)


しばらく話してると
眠いから寝るわ!
とバイトの時間まで眠って帰った。










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