ホワイトデーの奇跡【完】
たまちゃんの家に着くと。
たま美さんがご飯の支度をしている最中だった。
「あらぁ!さくらちゃん、どうしたのー!やだっ、さくらちゃんが来るなら、もっとご馳走作ったのにー!」
『すいません、突然。お邪魔します』
「お母さん、にいは?」
「もうっ、龍平ならさっき将ちゃんに連れられて帰ってきたわよー」
ドキッ――龍平さん、いるんだ。
「はぁ?連れられてって、なにそれ」
「あの子たちったら、昼間っから飲みに行ってたみたいでね!酔いつぶれて帰ってきたのよーもうっ…いくつだと思ってるんだか」