軌跡






「…はぁ…は、はぁ…」



流石に30分はきつい。
おまけに今日は春なのに27度の猛暑日。




「し…、死ぬ、しぬぅ…、はぁ…」


「ミク…さっきから…はぁ、
死ぬ…ばっかり、じゃん…はぁ…」


「だってぇぇ…
絶対熱中症で…誰か…死ぬってぇ…
あぁーーー!死ぬぅぅぅ!!」


「ミク…うるさぁい!!」





まだ10分しか走ってない。
でも、苦しい…。




太陽がぎらぎらと光っている。
そしてあの空に、あなたがいる…。

そっと太陽に
手をかざす。

手からあふれ出す光が
まぶしくて…


思わず目をつぶってしまった。



バターーーンッ。

「まゆみ!!?」





あたしは思い切り
地面に倒れた。


冷や汗が急に止まらない。
苦しい、苦しい、助けて・・・





「救急車!!
早く!先生!!!」


あたしは
そこから意識がない…。





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