軌跡
目が覚めた…。
消毒液の独特の臭い。
ここは…保健室だ。
「あ…れ?
何で…」
「たおれたんだよ」
「え?」
振り返ると、
一人の男子がいた。
「えーーーと…誰?」
「1の3の島根、よろしく」
「はぁ…」
事情はこうだ。
まずあたしが倒れたとき、
あたしが冷や汗を出してることから
熱中症だと判断したらしい。
ミクはあせって
救急車を呼ぼうとしたらしいが
島根くんは熱中症患者のケアが得意(スキ)らしく
あたしをここまで運んでくれた…らしい。
「あり…がとぅ」
「でもさぁ、
おまえって小5のときの陸上競技会で
優勝してなかったっけ?
ほら、100mでさぁ…。
運動、得意なんじゃねーの?」
「何でそんなこといちいち知ってるの!
まぁ…運動は得意だよ。
てかスキだし」
「なのに倒れたん?」
「わかんない…」
とにかく
苦しかったことしか
おぼえてない。