軌跡
『まゆみちゃん、
一緒に組もーよ』
『あ…』
あたしはもう既に
さやかと、美香ちゃんと桃子ちゃんと
里奈ちゃんと洋子ちゃんという子と組んでいた。
『詩織ごめん、
もう7人で組んじゃったんだよねぇ~』
『じゃああたしはどうすればいい?』
結局詩織は1時間体育館の隅っこに
座っていた。
『今度は一緒に組もうね』
今度も一緒の組むと
皆で約束したのに…と、
詩織の自分勝手な考えに
少々腹をたてた。
『っふぅー暑かった!』
『次は…算数だよ!
少人数で移動教室だから
早く着替えなくちゃじゃん!』
『急ごー』
みんな体育着を脱いで
かばんの中に入れた。
『ん…?』
『まゆみちゃん?
どうしたの?』