私はなんでもできちゃうの
バレンタインが終わり、学校の日がやってきた。その日もその次の日も、いつもと変わらない学校生活だった。
あいかわらず、村上と話すことなんてクラスはなれてて、なくて、近寄ることさえできないけど、それでも廊下を歩いていたりしている時は、かならず好きだ!って目で視線を教室からだけど一生懸命送っていた。らことは、一切、話すことはなくなった。というより、私があきらかに!さけていた。それはしょうがなかった…

3月14日ホワイトデー

何事もなくすぎていった。
少し期待をしていた。
中学1年生の頃はなかったけど、次はあるんじゃないかって、次の日も待ってた。それでも、何も無かった。しょうがない。しょうがない。彼には彼女がいるのだから。しょうがない。そういって、私をなぐさめた。でも、とまらなかった。あふれる涙は、自分の部屋のまくらを濡らしていった。
その夜、部活の先輩と電話して、「期待してたよね。待ってたのにね…」と、話してくれて泣きじゃくった。先輩はずっと、私の泣き声を止めず聞いてくれていた。
< 3 / 5 >

この作品をシェア

pagetop