あなたのこと忘れてごめんね
「あの何か?」

「いや、あの」

その人は、なにか言いたそうだったけど
私は、頭を下げて車いすをこぎだした。

私は、テーブルに車椅子をくっつけて本を読みだした。

時計に目をやるともう5時だった。

もうこんな時間。集中しすぎて気づかなかった。

帰らなきゃ…

私は、ホンを貸りて外に出た。

図書館には、さっきの男の人が立っていた。

なんだろう?

私は、もう一度その人に頭を下げて通り過ぎた。

「紗綾」

え…私は、車椅子を止めた。

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