過保護な彼にひとり占めされています。



「弘臣と、付き合ってるの?」



それは、先ほどの光景からたずねられたのだろう。

一瞬答えに迷うものの、付き合っているわけではないのだからそこはきちんと否定しておかなければと、私はぶんぶんと首を横に振った。



「い、いえ違います!ただの同期で、さっきのはその……いろいろで、あの、」



でもなんて否定すればいいんだろう。『付き合ってはないけどキスはしたことあります』?……いやいや、そんなこと言えない。

でも下手に誤魔化すと余計やましいような言い方になってしまう気がするし……。



あれこれと考え、しどろもどろに言う私の一方で、彼女はぱぁっと表情を明るくする。



「そっかぁ、ならよかった!」



よかっ、た……?

そのひと言に、それまでの慌てる気持ちも消えてしまう。



「あの、それって……?」

「それなら心置きなく、弘臣にアタックできるなって」



私の問いかけに、成宮さんは隠すことなく素直に答えた。


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