1人ぼっちと1匹オオカミ(下)

親近感


「よもちゃん、本当に大丈夫なんだよね?」

「大丈夫ですよ。激しい運動をしなければ」

「それじゃ、浩介はこの部屋立ち入り禁止にしとかなきゃね」

 パソコンの前に座る私に不安気な表情を見せる雷斗くんに笑顔を向けると、幼馴染の入室禁止が決定してしまったようです。

 こうくん、危険人物扱いですかね。

 術後2日ですが、大人しくしていると言うお約束で嵐鬼のたまり場にまた場所を借りに来ました。

 幹部の方々が飛んできて、なぜか朔夜さん直々にこのお部屋まで運ばれてしまったんですよね。

 みなさん安定の過保護です。

 しかし、対決の日は2日後の明後日なんです。

 ほとんどまとめ作業は終わっているものの、ビデオの編集が一切手付かずです。
 なので今日を含めて2日でやり遂げます。

「晴野、1時間やったら30分休憩な」

「え!?神野くんそこはせめて3時間に1度の休憩で…」

「あ?30分で15分休憩にするか?」

「ひぃっ」

 神野くんの背後に黒いオーラが立ち込めました。

 言うこと聞かないと作業させてもらえなさそうです。
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