白と黒の誓い

再び人間界へ



パートナーとしての判子を押されてしまった私たちは、本人達の意思は関係なく、パートナーになるしかなかった。


それから、試練を乗り越えるべく、元の世界に戻ることになったあたしたち二人。

だがしかし、あたしたちの試練は、元の世界に戻った瞬間から始まっていたのだった……。


「――それでは、次にお会いするときも、元気な姿を見られることを祈って。……って、なんじゃこりゃぁぁあああ!!」


あたしが、朝、目を覚ますと、枕元に手紙が置かれてあって、今それを読み終えた所だ。


宛先はあたし。

送り主は、あの牛からだ。


……つまり、この手紙に書かれてあることが本当だったら……


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