好きですよ、先輩。(仮)



「それじゃあ、ネギは入れないので安心してください。」


そう言うけど春斗さんはいじけているのかこちらに背を向けたまま。


…なんかちょっとかわいいかも


そんなことを内心思っていると


『ピピピピッ、ピピピピッ、』


熱を測り終わった体温計が音を鳴らしだした。


「何度でしたか?」


そう言ってベッドの後ろから春斗さんを覗き込めば


「39.8℃!?」


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