好きですよ、先輩。(仮)


そう言うと先輩はびっくりしたように口をあけて本日二度目の大きな声で


「年下なの!?」


先輩が驚くのもわかる。


大きな理由とすればやっぱりあのスラッとした身長だけどそれ以外にも彼から出ているあの大人びた雰囲気は思わず人をひきつけてしまう。


「中学でも高校でも特別仲のいい後輩もいませんでしたし、あの容姿なら嫌でも噂になると思うんです。


それに…どう見ても年下には見えないし、


やっぱり…人間違いなんですかね。」


片平様はあたしの名前を知ってたけど、それもきっとすごい偶然で片平様の好きな人とあたしの苗字が一緒なだけかもしれないし…。


「うーん、咲ちゃんがそこまでいうなら片平様と関わりがあったとは思えないし…


次会う機会があるなら聞いてみて、会うことがないんだったら事故とでも思って忘れていいんじゃないかな。」


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