好きですよ、先輩。(仮)
しばらく歩いて、ショッピングモールの中でも人通りが少ない死角のような場所で春斗さんの足は止まった。
ここに来るまでの間、春斗さんは一言も話さなかったしあたしの顔すら見なかったせいもあってなにかと気まずい。
「あの……、」
お礼だけは言っておかなくちゃと声を絞れば
「バカなんですか?」
頭上から、そんな声が聞こえた。
え・・・?
思わず顔を上げればそこにはあきらかに怒っている顔の春斗さんがいた。