/:甘く苦い


―…ガラッ
勢いよく近くの窓が開いた
あたしは反応とともに 振り返る

「うきゃあッ!!!!」

どんッと背の高い男の子「
「なっ!!!何!?」
「てめぇ!あたしの理央に何のようだ!」
由羽はいかくする
「そゆこと言わないの!」
「祐介!?」
もう一人横から男の子がでてきた
「龍太は理央チャンに渡すものがあってね.なっ龍太♪」
その龍太って人はコクコクと頷く
「…」
スッとあたしの前に一枚の紙がだされた
「…あたし?」
「……」
そう聞くと彼は"にっ"とわらった
あたしはそれを受け取る「「ありがと」
彼の目が笑った

「…なんかのほのほ雰囲気だぞ?」
由羽がつっこむ

「そゆわけで理央チャン以後オレらのよろしくね♪」
そういって2人は教室に戻っていった

あたしは目をぱちくりさせた
いつのまにか周りには野次馬がたくさんいる

「何!?理央ってあの2人と知り合いだったの!!?」 みんなが口々に言う
えっ?えっ?
そんなに有名なの???

「風のようにやってきて風のように去っていったな」ゆーチャンがポロっと口にした。

「そうだ!手紙!」
…なんだろ
あたしとゆーチャンは手紙を覗き込んだ

「…」
あたしは笑みをこぼした
『━━友達になって』

「……どーするの?」
「友達になる!」
「ははっ!理央らしー」

……あれ?名前なんだっけ;
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