俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?
「ねぇ、あたし聞いちゃった~」




教室のどこからか、そんな声が聞こえる。





「えー?ウソ…そうなんだ。白鳥さん、とうとうフられたの?」





ビクッ。




どこからそんな情報が漏れたんだろう。




あたしが泣いたこと、わかっちゃった?









顔を見られないよう、さらに俯いて寝たフリをきめる。




「さっきね、寿くんが言ってた。隣のクラスに転校してきた、宮崎さんと付き合うんだって」




「そうなんだ!宮崎さんって美人だよね。やっぱりねー、白鳥さんじゃ釣り合わないよねー。クスクス」




「だから俯いてるのかな。泣いてる?」




「まさか、男らしい女だよ…あ、オネエか!フフッ、泣くわけないって」




うん、あたしもそう思う。




だけど、今その言葉はキツい。




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