【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書




「佐倉くんって、今井くんと正反対だよね」



うん、中村、私もそう思う。だって今井くんはザ・クール男子だし、それに比べて佐倉くんは……チラッと見ると、顔からして爽やか男子だ。タレ目で優しそうな顔してる。


それより!!!



「今井くん!!」


「…………。」



ですよね、はい。

焼きそばパンは……



「佐倉くん。あげる」


「あ、ありがとう?」



うん、寂しいけど、行き先が決まったからいいや。



「…………。」



今井くん、さっきから無言だけど!?


「今、」


「佐倉、行くよ」



佐倉くんが今井くんに引っ張られながら手をひらひら振って教室から出て行く。



「うん!さすが今井くん!」


「いや、由良?今褒めるとこあった?」


「今のはね、今井くんが佐倉くんを思って、引っ張っていったんだよ」



だって佐倉くんはこのクラスの人じゃないし、知らない人たちが多い教室で居づらいだろうから。

ずーっと黙っていた今井くんを私は見ていたけど、チラチラ佐倉くんのことを気にかけてたのがわかる。



「今井くんの、どこが好きなのさ」


「ん~。いっぱいあるけど、優しいところ」


「は?あれのどこが優しいのか……」



なんでわかんないかな~?


まあ、私がわかってればいいんだ!!と心の中で思う。



これ以上、今井くんのことが好きな女の子が増えるのも嫌だし、ね?



< 14 / 15 >

この作品をシェア

pagetop