【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書
「由良、あんたバカじゃないの」
……バカじゃないもん!なんて心の中で思いつつ、頭の中で佐倉くんを考えていると、横から中村が息を切らして現れた。そう、完全に中村のことを忘れていた私。
お弁当と同じく、置き去りにしてた。
「バカとか、ひどいね中村」
「だって、佐倉くんて今井くんの幼なじみでしょ。てか、私を置いてったくせによく平然とした顔でいられるわね」
幼なじみ?今井くんの幼なじみって、なんで中村が知ってんの!?
まぁ、中村を置き去りにしたことはスルーしよう。
「今井くんの幼なじみだって!?」
思わずバッと佐倉くんを見ると、ヘラヘラ笑っている。
「こんなヘラヘラしてる人が!?」
「由良ちゃん、ひどいな~」
「なんで、私の名前知ってるの!?」
あっ……もしかして、今井くんが私の話を……?
「残念だけど、祐月は由良ちゃんの話してきたことないよ~」
ですよね~!!と私も佐倉くんにヘラヘラ返しながら言う。