【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書
「えっと……あはは」
思わず笑ってごまかす。
「きもい」
わかってる。何してもきもいんだろうな、私。
「盗み聞き?趣味悪いね」
「べ、別に、そういうつもりじゃ!!」
何を言っても今井くんの視線には勝てない気がする。
「名前呼ばないで」
「なっ!!!」
名前すら呼ばせてくれないなんて……!
焦って私は、全力で今井くんの元へ駆け寄る。
だって、このままじゃ距離がもっと離れちゃう。思い切って叫ぶ。
「な、名前くらい呼ばせてよ!!」
その瞬間……
地面が傾いた!?
ドサッ!!!
倒れた。しかも、今井くんが下で、私が上……。
「はっ…!?」
わ、私は……なんてことをしてしまったの!!!
「い、いいい今井くん……」
あっ、でも今だ……!
心の中で決めた。
「好き」
「……は?」
「好きです」
今井くんは呆れたように、でも軽く笑った顔で言う。