【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書
……いやいやいや。
ガールズトーク、丸聞こえですよお嬢さん方!!
思わず心の中でツッコミを入れる。
声、でかい。ドア開いてる。全部聞こえてる。
そして当の本人はというと、まるで関係ないみたいに無表情でスマホを見てるし。
……強い。メンタルが強すぎる。
やっぱり、今井くんはモテるなぁ~。
廊下にまでファンクラブみたいなのが出来てる時点で、もうレベルが違う。
……なんて、改めて思っちゃったり。
そして同時に、ちくっと胸の奥が痛むのも、ちゃんと分かってる。
――ま、でも。
だからって、やめる気はないんだけどね。
今日も明日も、その次も。
懲りずに「おはよう」って言い続ける予定です。
だって、好きなんだもん。
「う~ん……」
どうにかして、今この距離を縮めたい。だって、折角今井くんの隣の席なのにこの関係は流石にきついからね。
毎日顔を合わせてるのに会話がゼロってどういうこと!?いや正確にはゼロじゃないか、私が一方的に話して終わるだけの関係ってやつ。
うん、余計に悲しいやつだ。