クール男子の取扱説明書
旅行1日目からなんてハプニングなんだ。
本当、ついてんのかついてないのかよく分からない。
「行こっか」
俺は石原さんにそう言って、車から出た。
外に出ると、目の前には広いきれいな海があって。
横には、とりあえずでかいホテル……。
「あ、二人ともおはよー!」
渉が、俺達に向かって大きく手を振る。
俺と石原さん以外のメンツで海で足だけ浸かって遊んでいたらしい。
それで、あんなにキャーキャー声が聞こえたのか。
とりあえず俺は、あの中に加わる気なんて微塵もないので、浜辺に座ることにした。