【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書




今井くんが走る姿、汗を流している姿、筋肉の動き、全てが好きで、胸がぎゅっとなる。

目を離せない。思わず息を呑み、手のひらが少し汗ばむ。

今井くんをじっと見ていると、彼は体操服をパタパタして暑さをしのいでいた。


………………っ……なんだあれ、キュンキュンするじゃないか!!


気づけば試合は終わっていて、今井くんのチームが勝利した。

集中が切れたのか、やっと周りの黄色い声に気づいた今井くんは、嫌そうな顔をしている。


ドキッ。


え……今井くんと、今、目が合った……?



「え……!私今、目合ったよ!」


「私だよ!」



うん、まぁ、そうなるよね。

多分今井くんは私を見ていない……でも私も目が合った気がして、胸が高鳴る。

周りにはたくさん女子がいるから、誰を見ているのか全然わからない!



「女子ー、終わるぞー」



後ろから先生の声。

やっと嫌いな授業が終わる……のに、今日はなんだか寂しい。

多分、今井くんマジック……。


私と目が合った、自惚れてもいいよね?

男子を見ると、今井くんはまだシュート練習中。

ポンポンとリングにボールを決める姿に、改めて運動神経の良さを実感する。胸の奥が熱くなって、息がちょっと荒くなる……。


やっぱり、私の好きな人はすごすぎる。



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