【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書




……ま、別にいいんだけどさ?別にいいんだけどね?

でもさ、でも…………こっちを見てくれたっていいじゃないか!!!


今井くんは私の方を見向きもせず、いつも通り無表情でスマホを弄っている。その横顔がなんだかやけに遠く感じるのは気のせいじゃないはずだ。



「今井くんは、なにを見てるのかなぁ~。あ、もしかしてゲームしてるとか!?」



負けじともう一度話しかける。

頬杖をつきながら、さりげなく、でも内心はめちゃくちゃ期待しながらチラッと今井くんを見る。

お願い、今度こそ少しでいいから反応して。



な……な!!!

今井くんが、こっちを見てる!!!


一瞬だけど、確かに目が合った。その瞬間、時間が止まったみたいに感じて、心臓が一気にうるさくなる。



「うるさい」



……え。うるさい。


私にくれた、初めての言葉。


うるさい、うるさい、うるさい、うるさい。


頭の中で何度も何度もリピートされる。



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