【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書




視線が合った瞬間、胸の奥から熱い感情が一気に溢れて、顔が熱くなる。



「なっ、なんでしょう!?」



とりあえず、カメラのことは知らないふりをするしかない。



「訴えられたいわけ?」


「へ?」


「私、変なことしてませんし!」



今井くん相手に、思わず敬語になってしまう。緊張で手のひらまで汗ばむ。



「よく言えるね」


「携帯貸して」


「へ?あ、はい」



あぁ、バカ。

私が撮った頬膨らまし写真がスマホに表示されている。今井くんが私のスマホを操作して、何やら確認している……。



「はい」



も、もしかして……



「のぉぉぉおーー!!!!」



全部消えてる!? 今井くんコレクションが、私の努力の結晶が……。



「今井くん!私めっちゃショックだよ!」


「それはどうも」



ああ、今井くんの……バカ!でも可愛い……!!! 頑張って集めたのに、全部消されるなんて、悔しいけど胸の奥が熱くなる。怒りよりもキュンが勝ってしまう不思議。



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