ステップ・ポジション
洸牙は柚希の隣人で、5秒も歩かない場所に家がある。
「俺ら、家隣なのに中学ん時一回も会わなかったな(笑)」
「うっうん…。そうだね…」
柚希の返事はどこか曖昧な様子だった。
(実は私…中学の時、一度だけ下川の姿みたことあるんだよね…。
背中を一瞬目にしただけだったけど…
ジャージだったし、部活の帰りだったのかな…?)
――言い出せなかったのが苦しかった――
柚希はその体制のまま、手に力を入れてうずくまる。
「俺ら、家隣なのに中学ん時一回も会わなかったな(笑)」
「うっうん…。そうだね…」
柚希の返事はどこか曖昧な様子だった。
(実は私…中学の時、一度だけ下川の姿みたことあるんだよね…。
背中を一瞬目にしただけだったけど…
ジャージだったし、部活の帰りだったのかな…?)
――言い出せなかったのが苦しかった――
柚希はその体制のまま、手に力を入れてうずくまる。