オフィスの恋愛事情
「私が感情的になったのは、悠斗のせいだよ。自分が会いたいときは、会社でだって毎日会ってたのに、私が会いたいときは、迷惑そうにして、ずるいよ、悠斗。なんで私がこんな目にあわないといけないのか、わからない」



感情が、高ぶってしまって、抑えられなくなっていた。



びっくりした顔の悠斗を見つめると、分かってもらえない歯がゆさで、余計に怒鳴りつけた。




「みなお、悪かったよ。これからは、気をつけるから。だから落ち着いて」



悠斗は私の肩を軽くゆすって、なだめようとした。



「ちょっと、コンビ二まで、歩こうか。みなおも気が落ち着くかもしれないし。お酒でも、買おう」



悠斗は、いつもの、優しい口調に戻っていた。














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