Heaven~第一章~
「ちゃんと連絡しておけよ」

「分かった」

「じゃあ、行ってくる」

「行ってらっしゃい」

学が玄関を開けると堕天使のメンバーが待っていた。

「椿、獅朗に連絡するんだろう?」

気は乗らないけど「うん」と頷いた。

「分かった。じゃあ、お前さ悪いけど今日は帰って良いや」

堕天使のメンバーにそう伝えた。
そして私に「ちゃんと連絡しろよ」と念を押して出掛けて行った。

私を一人にするなんて珍しい。
そう思いながらリビングへ戻りソファーに座った。

やだなぁ……
獅朗に連絡なんて。
私からもう連絡しないでって言ったし。

でも、学が帰って来たら絶対聞かれるし。

ハァーとため息をついてスマホのボタンを押した。


< 173 / 250 >

この作品をシェア

pagetop