Heaven~第一章~
真澄は「酷いな~」とクスクス笑い「俺と幸二は留守番。こう言う交渉は獅朗と嵐の役目だからね」と理由を教えてくれた。


「役目……ね」

「そっ、慣れないことはしないこと。人には得意分野があるからね」

「得意分野?じゃあ、あんたの得意分野は女?」

「ん~そんなとこ」


くだらないやり取りをしていると「行くぞ」と獅朗に腕を握られた。

何処まで俺様な奴らなんだろう。
この期に及んで逃げるわけないじゃん。


「逃げないから離してよ。痛いんだけど」


チッと舌打ちしてから「うるせー」と言ってまたグイッと自分の方へ引き寄せた。


「何なの!」


不満を漏らす私を笑いながら嵐が見ている。

そして、私と獅朗、嵐は彼達の秘密基地を出て、学が居るトップハウスへ向かった。


< 42 / 250 >

この作品をシェア

pagetop