桜色

「桜木君に決まってるでしょ
あと、あんまりおおきい声出さないの」

ペシッとデコピンされた。
あっ、みんな見てる…
そんなおおきい声だしてたのか。
危ない危ない…
空君に聞かれちゃうよ。

ふと空君をみると不思議そうな顔で
こっちを見ていた…
まさか、聞かれてた!?
どうしよう!恥ずかしすぎるよ!!


「どうしたの?
高塚さんの大きい声初めて聞いた」


と、笑っていた。
あ、聞こえてなかったのかぁ~
よかった…


「えへへ…
ちょっとね」


何て言えばいいのかわからないから
とりあえずこの場を離れたい…

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