短編集〜偽物〜
少し、沈黙が続いたが、
それを破ったのは、

「どーせ、この銃、偽物だろww」

と、言う、

北山 蓮ーKitayama Hasuー

は、適当に銃を握り、前に向けて、撃った。

途端、

一つの大きな銃声が、聞こえ、
そして…




































































































1人。
倒れた。

その瞬間、男子、女子、悲鳴が聞こえる。
俺の制服には、返り血。

「なっ…何だよこれ……。
本物じゃねーか……」

蓮は、震えた声で、言う。
さっき、撃たれた女子生徒は、動く事もない。

そして、

《どんどんどん》

と。
鍵が掛かったドアを、
必死に、叩きながら、
「あけて」
と、泣き叫ぶ者。
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