大好きな貴方へ  愛を込めて


「おはようっ!!」

後から元気な声がした。きっと、あいちゃんだろう。

「おはよっ」

それから、あいちゃんと学校へ向かった。

「あのさ、今日時間ある?」

あいちゃんは顔を赤らめて聞いてきた。

「あるよ?なんか、話とか??」

「んとね?今日りなに会わせたい人がいるんだよね?」

会わせたい人??

誰??

「いいよー!!」

あいちゃんが、赤くなってるのは珍しい。



久しぶりの学校はなんか、入学式以来の緊張だった。
 
授業ほ、あいちゃんが昨日くれたノートのコピーのおかげで結構わかった。

でも、久々にずっと座っていたらお尻がすっごく痛い(泣)


「なぁ?」

後から背中をトントンと叩かれ振り向いた。

「えっと…なに?」

声をかけてきたのは、後ろの席の 宮内 旬くん(みやうち しゅん)
女子がかっこいいって噂していた。

「なぁ?確か高瀬って高橋裕太先輩と仲良くなかった??」

「なんで?」

「あぁ、あのさ、裕太先輩学校辞めるって聞いたけど…お前知ってる??」

裕ちゃんが、学校…辞める…?

「え…??それ、どういうこと?」

嘘…裕ちゃんががっこう辞めるなんて…

「なんか、彼女いるだろ?なんか、その彼女が……………………………………」



え???????


ウソでしょ?

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