ドクター
実加は斉藤先生が部屋にきて、ベッドの上で左に体を向けたり、右に向けたりと落ち着かない様子だった。






実加の真隣に、ピッタリとつけられた簡易ベッド。
久しぶりに見る斉藤先生のジャージ姿。
シャワーを浴びてきたのか、頭が濡れて、さらに大人の色気を感じさせた。








「実加、ジタバタし過ぎ。」







「だって・・・・・・、どうしたらいいのか。」








斉藤先生はベッド脇の照明を消すと、実加の手を握った。







「これからは何が起きても絶対に俺は実加離さない。」





実加は斉藤先生の言葉に頷くだけ。





「実加はそれでもいいか?」






実加は再び頷く。







「私も、一生、先生から離れない。」







そういうと実加は両手で斉藤先生の手を握り返した。







斉藤先生は実加の額にキスをすると、「おやすみ」と言い、実加を寝かせた。
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