ドクター
「・・・・・・かちゃん、・・・・・・実加ちゃんっ!!!」
目を覚ますと目の前には院長が立っていた。
どうやらソファから転げ落ちて寝ていたようだ。
ズキンッ
頭に一瞬、激痛が走ったけど、気づくとなくなっている。
気にせず過ごした。
院長からは今日の学校のことを聞かれたが、特に話せることもないので、「まぁまぁだった。」と曖昧に答えた。
その日は既に眠っていたからなのか、なかなか寝付けなかった。
「あぁ・・・・・・明日になりたくないな。」
登校初日にして、憂鬱になった。
寝付いたのは夜中になってからだった。
それでも斉藤先生はまだ帰っていなかった。