ドクター
気持ち
実加
え?今、斉藤先生は、何て?
私は思わず目を見開いて、斉藤先生を見たまま硬直してしまった。
『結婚っ!?』
え?
だって、まだ付き合ってるようなことは何一つしてないのに?
「驚いたよな?
デート一つしてないのに。
それでも俺は、お前が欲しい。」
チュ
斉藤先生が私にキスをしてきた。
これ、好き・・・・・・。
私は無意識のうちに斉藤先生のキスを素直を受けてる。
この人と、一生、一緒にいたい。
歳をとっても、一緒にいたい。
死んでも、一緒にいたい。
私は斉藤先生の背中を強く抱きしめた。
斉藤先生は私の顔を両手で引き寄せ、キスをする。