サバイバル学園
「舞子、お前はまるで男みたいだけど、それでもやっぱり女だ。

だから、このサバイバルイベントが終わるまで、オレがお前を守ってやる。

こんな理不尽なイベントのせいで、オレたちは死ねないから……。

オレたちはちゃんと未来を掴もうぜ!」




「男みたいでわるかったな!

私は今さら、かわいらしくなんてできねぇんだよ。

虎男は、こんな私を本当に女だと思って、守るつもりかよ。

私は虎男の言葉を信じてもいいのかよ」




「当たり前だ!

朝陽学園の赤虎が、嘘なんてつけるかよ!」




オレはそう言って、舞子から目をそらして、夜空を見上げた。
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