サバイバル学園
「舞子、見てみろよ。

今夜、星が出てるぜ」




オレがそう言うと、舞子はオレのとなりに立って、夜空を見上げた。




「本当ね。

キラキラして、きれいな夜空ね」




「舞子、このサバイバルイベントが終わったらさぁ、もう一度この場所で、星を見ようぜ。

オレたちが生き残ったお祝いにさ」




「いいわよ。

生き残ったお祝いに」




「オレたち、絶対に生き残ろうぜ!

オレはもっとお前たちと一緒にいたいから」




「当たり前でしょ!

私はこんな場所では、死ねないわ。

私は自分の未来に期待しているから。

私はきっと、幸せになるってね」
< 248 / 638 >

この作品をシェア

pagetop