サバイバル学園
沸き上がる怒り【大空隼人】
オレとチョロ助と美愛は、武器を拾い集めながら、猛獣と出くわすのを警戒していた。




オレたちが見つけた武器は、ライフル銃二丁とピストル、そして日本刀だった。




今回のミッションは、十八名中、五名が死ねば、それで終わる。




そのミッションの内容からすれば、誰かが死ぬまで、ずっとどこかに隠れていればいいとも思う。




でも、そんな考えは、オレや虎男にとってみたら、本当にクソみたいな考えだ。




たとえ猛獣でも、倒せる見込みがあるならば、逃げずに戦う。




それがオレや虎男の考えだ。




一度でも逃げることを考えたら、人は戦うことを止めてしまう。




まるで、オレの親父みたいに……。




オレたちは、五感を研ぎ澄まし別校舎の廊下を歩いているとき、食堂の入口にも鉄格子の扉があることに気づいた。
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