サバイバル学園
〈 毒島くんは、絶対に自分だけがサバイバルイベントの生き残りになって、自分の夢を叶えようとしている。

いつも毒島くんと一緒にいたオレにはわかる。

毒島勝巳って人は、そういう人なんだ。

仲間の命よりも、自分の欲望が大切な人なんだ 〉




「信二、サバイバルイベントも、そろそろ終わりだな。

この調子でオレたちは、赤虎たちも殺っちまおうぜ。

それでオレたちは、伝説を作るんだ。

信二、そう思うと、ワクワクするだろ?」




「そ、そうだね。

毒島くん……」




オレは毒島くんの言葉を聞いても、少しもうれしくなくて、怯えていた。




赤虎たちを殺ったとして、毒島くんがその次のターゲットにするのは、オレだから。




サバイバルイベントの唯一の生き残りだけが得をするならば、毒島くんがオレと一緒に生き残ろうとするはずなんてない。




オレはどうすることもできない自分の運命に戸惑い、悩んでいた。
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