サバイバル学園
「死んだヤツのことを考えても仕方がないだろ」




毒マムシは、オレを鼻で笑ったあとにそう言った。




「死んだヤツは、世の中に存在しなくなるんだ。

そんなヤツのことを考えて、どうなる?

そうだろ、赤虎?」




「毒マムシ、やっぱりオレとお前は噛み合わないんだ。

お前のその考えをオレは受け入れられない」




「ハッ、ハッ、ハッ。

同感だよ、赤虎。

オレも、女々しく泣いているお前のようにはなれない」




オレは涙を拭い、蔑むような目で、毒マムシをにらんでいた。




オレと毒マムシは、どこまで行っても交わることのない平行線だ。




オレは絶対に毒マムシを受け入れられない。




仲間の死に、心が痛まないなんて、本当にクソだ。
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