サバイバル学園
そして次の瞬間、オレの脇腹にビリッとしたものすごい衝撃があって、オレはその場に倒れ込んだ。




オレは意識はちゃんとあるのに、今受けたばかりの激痛で動けなかった。




オレが苦痛に顔を歪めながら、顔を上げると、黒川がニヤニヤと笑いながら、スタンガンを片手に持って、バチバチと電気を放出していた。




〈 チ、チクショー!

黒川のヤツめ…… 〉




「虎男くん、暴力はいけないよ。

せっかく、サバイバルイベント唯一の生き残りになれたのに、虎男くんまでが死んでしまったら、つまらないだろ?」




黒川はそう言って、フフフと笑った。




オレは黒川の前に屈する自分が悔しかった。




自分の主張は、決して間違ってはいない。




それなのに、オレの怒りが、クソなイベントの主催者たちに届かないのは、なぜだ?




オレは自分の無力さに腹を立てながら、ヘリコプターの床に倒れたまま、動けなかった。
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